

MicrosoftとLinkedInが調査した「2024 Work Trend Index」によれば、「(米国ナレッジワーカーの)85% が転職を考えています。
リーダーの 3 分の 2 が、 AI スキルの無い人材は雇わないと考えている一方で、会社から AI の研修を受けたことがある従業員はわずか 39% しかいません」とのことです。
2〜3年後の市況を推測するのは難しいものの、もし日本がこれまでのように米国トレンドを数年遅れで追いかけているならば、2〜3年後には、「転職希望者は激増」し、「AIスキルがない求職者への求人は見つけにくい」状況になるかもしれません。
どうしましょう…!?
オンライン上でも、リアル研修でも、ChatGPTなどを題材にした、高価なAIセミナーが増えましたよね?
しかし、有料研修に飛びつく前に、無料でAIスキルをチェックし、スキルアップ手段も探せる、便利なWebプラットフォームがあることをご存知でしょうか?
それが、2025年1月に日本版公開された、AI Skills Navigator なのです。


AI Skills Navigatorは、自分に合ったAIスキルパスを、日本語で検索・学習できるプラットフォーム
MicrosoftのAI Skills Navigatorは、AIスキルを体系的、かつ効率的に学ぶことができる、無償の学習プラットフォームです。日本語版が2025年1月に公開され、AI初心者からエンジニア、ビジネスパーソンまで、幅広い層に向けたコンテンツが用意されています。
学習できる主なスキル領域 | 概要 | 対象者 |
AI基礎 | 機械学習・生成AIの基本 | AI初心者 |
AI開発 | コーディング・モデル構築 | エンジニア |
データ分析 | Power BIやCopilot活用 | ビジネス職 |
など
<この学習プラットフォームの活用で得られる効果>
- AI業務活用能力向上(Copilotなどの実践スキル)
- DX推進のための基盤づくり
- 自身のキャリアアップや、転職市場での競争力強化
- 企業内AI人材育成への利用
<他のオンライン学習プラットフォームと比較した、おすすめポイント>
- 自分の目的に合った学習パスを、Navigatorが自動提案
- 日本語対応で操作が簡単
- AIアシスタントとの対話形式で進められるオンライン学習
- 定期的に新コンテンツも追加予定
それでは、上記おすすめポイントの1点目、「学習パスをNavigatorが自動提案」とは具体的にどういうことか、次章で実際にNavigatorを操作しながら、みてみましょう。
AI skills Navigatorでは、スキルパス診断から、知識習得のためのオンライン学習まで一気通貫


まず、プラットフォーム・トップ画面左下の[スキルパスを見つける]をクリックしてみてください。


Copilotの右サイドパネルに定型質問文が表示されますので、現在の自分の考えや学習スタンスに近い選択肢を選びます。
すると、Microsoftグループの既存学習プラットフォームであるMicrosoft LearnやLinkedIn Learningなどとも連携して、学習スタンスに適したコンテンツをAIが自動提案してくれます。


学習する項目を決めて[開始する]をクリックすると、該当するコンテンツ・グループのサイトへとジャンプし、学習が始められるようになります(リンク先が、Microsoft Learnの場合もあり、LinkedIn Learningの場合もあります)。


この事例の場合、LinkedInアカウントID/パスワードを使ってログインすると、「Excel:Copilotでデータ分析をする」42分の動画を視聴し、学習することができました。


まとめ;今後のキャリアアップには、AIスキルをみがくことが必須!日本Microsoftが無償提供するAI Skills Navigatorを使って、気軽にスキルパス診断からはじめてみましょう!
これまで、なんとなく「AIとか使いこなせるようになっとかないとヤバいかも…!?」と思いつつ、忙しさにかまけて対応を放置していたアナタ!! 冒頭の「2024 Work Trend Index」調査結果を読んでもまだ、放置しつづけますか?
とはいえ、AIをテーマにしたセミナーやスクールは急増しており、「自分が何に取り組んだらいいのか」を即決するのは難しいでしょう。



まずはAI Skills Navigatorで、自分にとって必要なキャリアパスを無料診断しつつ、ついでに、関連動画なども気軽に視聴してみてはいかがでしょうか? 自分が今後取り組むべきキャリア形成に向けた指針が得られるようになるかもしれませんよ。





