、メタボになってません関数の使い方を見直して、できるところからExcelデトックス.png)

「あなた、メタボになってません?」なんて言ったら(特に女性に対しては)、ひっぱたかれるかもしれません。
でも、「あなた(のExcel資料)メタボになってません?」と絶叫したくなるような経験も、あるのではないでしょうか?
「このExcelファイル、開くだけで数分かかる」とか、「ちょっと入力するたびに、すぐ固まる」とか、そんな”激重”な業務資料との格闘に時間をうばわれるのは、悔しいじゃないですか。
ただ、これらは必ずしもPCスペックや、Excelソフト(アプリ)そのものに起因しないこともよくあるのです。
多くの場合、「以前から同一ワークシートを(昔のやり方のままで)使い続けたため、ファイルが”メタボ化”していることが考えられます。
この記事では、「ダメなExcel関数の使い方」を例示しながら、どう”デトックス(解毒・軽量化)”すればよいのかを考えてみます。
あなたのExcel資料には、IF関数マトリョーシカがすみついていませんか?


あの、ロシアで有名なお土産品”マトリョーシカ(матрёшка)”を、ExcelのIF関数でやらかしてしまっている方が、いかに多いことか…(泣;)※入れ子をひもといても、また同じIF関数…。


こんなところにも、IF関数マトリョーシカを発見しました。
もしかすると、まだ複数形のIFS関数がリリースされる前から、作り続けていた資料かもしれませんね。
IFが3段以上に重なると、式の読み解きと改修が一気に難しくなり、条件変更などがあると、すぐに事故やトラブルの発生源となってしまいます。ランクや料金表など、”ルールを明確に表(テーブル)にできる”情報を、関数式の中にベタ書きしてしまっているのが問題ですね。
単純にIF関数をIFS関数へおきかえるだけでは、この”ランクをベタ書き”問題は解消されませんので、まずはVLOOKUP関数やXLOOKUP関数へおきかえて、判定基準を別表にぬきだしましょう。


VLOOKUP関数やSUMIF関数の濫用(らんよう)も、メタボExcel化の原因になります
実は、前章の変更例も、”ダメなExcel”の典型例なんです。
IF関数マトリョーシカから、表(テーブル)にできるルールを抽出したところまではよいのですが、同じシート内に別表を作っています。
このまま、大量データに対してVLOOKUPやSUMIFをシート全体にコピーし、常に全件再計算させてごらんなさい。あっという間にワークシートのサイズは肥大化し、保存にすら時間がかかる、メタボExcelのできあがりです。
そのような事態をさけるためには、
ワークシートごとの役割を明確に分ける
「入力用シート」「マスタ・データ参照用シート」「集計・レポート用シート」など、ワークシートの役割を明確に分け、重たい関数はおもに集計側にだけおいておくことで、ワークシート展開時のPCメモリ使用量をおさえることができます。
関数による検索範囲を必要最小限にする
マスタ・データ参照用シートの内容は、極力「テーブル化」や「名前の定義」を活用して、VLOOKUP(XLOOKUP)やSUMIF関数の参照範囲として、最低限使う行数だけに絞っておきましょう(「とりあえずA:Z全部」など、無駄に幅広い参照設定をするのは、メタボExcel化を引き起こす一因となります)。
必要に応じて、再計算のタイミングを制御する
入力データ更新時に、再計算のため数秒(数十秒?)も待たされてしまうようであれば、再計算モードを自動から手動に切り替えてしまう方法も考えられます。
[数式]→[計算方法の設定]で、再計算を手動にする設定をしておけば、データを更新するたびに再計算で待たされるイライラから開放されます。


[計算方法の設定]コマンドのとなりには、[再計算の実行]や[シート再計算]コマンドもありますが、Windowsの場合、F9キー1つで自動再計算をしてくれます(表示中のワークシートのみ再計算させたい場合には、Shift+F9)。
別件やトイレ休憩などの前にポチッとしておく運用とすれば、メタボExcelに対するストレスを減らすことができますね。
まとめ;あなたの業務用Excelブックに、マトリョーシカはいませんか?メタボExcelは、ルール化、シート分け、自動再計算の停止などで、快適な業務シートへデトックスしましょう!
この記事では、”IF関数マトリョーシカ”や”VLOOKUP・SUMIFの濫用”によって、Excelファイルが“メタボ化”し、業務を圧迫してしまう問題の解決法を考えてきました。
ルールを表に切り出し、ワークシートの役割を分け、参照範囲を必要最小限に絞るなど手を加えることで、再計算待ちなどのストレスを減らしながら、軽快で保守しやすいExcel資料へ「デトックス」することができます。
まずは身近で使用頻度の高いExcelブックから、関数の使い方と設計を見直して、日々の業務をスリムで健全な状態へと整えていきましょう。



そう、あなた自身が、健康診断前に少しでもスリムで健全な状態に見えるよう、デトックス(解毒・美容促進)を試みるように…。
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