

2025年秋、Windows 10 OSへのサポートは終了されました。
そのニュースが大きく報道されたため、それと比べて話題になりませんでしたが、Microsoft Excel 2016/2019(永続版/プリインストール版)へのサポートも終了になりました。
サポートが終了しても、ソフトウェアそのものが使えなくなるわけではありませんが、マクロウィルスなどへの抵抗力が落ちますから、ビジネスで使い続けることは避けるべきでしょう(自社だけでなく、連絡を取り合う他社にまで迷惑をかける危険性があります)。
Excel永続版の後継バージョンには2021/2024がありますが、いずれのサポート期間も、「発売開始から5年間」であることから、”永続版”というには短すぎる使用期限だと言わざるを得ません。
Microsoft社が、月額(年額)課金サブスクリプション(サブスク)モデルである Microsoft 365版への移行を推し進めていることは明白です。
しかし、ユーザー側からみれば、サブスク契約を増やすことには、抵抗がありますよね。都市生活者であれば、携帯電話回線から始まって、すでに多くの固定費用を毎月支払っていることでしょう。
また、無用なサブスク付帯料金を解約し忘れて、「余計な出費をしてしまったっ!!」経験のある人も多いのでは?
それならば、Excelはサブスク契約しないで、無料で使用できるGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトで代用すれば良いのでは?
せるワザは、そのようには考えません。
仕事を成功させるためには、やっぱりMicrosoft Excelが必要なのです。その理由について、次章でくわしくみてみます。
Excel以外にも、表計算ソフトは数十種類もありますが…
行(Row)と列(Column)で構成されたセルにデータを入力し、計算式や関数を使って処理する”表計算ソフト(Spreadsheet Software)”には、Microsoft Excel以外にも、数十種類の製品があります。
代表的なものには、GoogleスプレッドシートやLibreOffice Calc、Mac OS専用のNumbersなどがあり、Excel以外の多くの表計算ソフトは、基本機能を無料で使用することができます。
その上、Excelで使えない便利な関数がリリースされている場合もあり(他ソフトで評判がいい関数は、Excelにも後追いで搭載されることがあります)、それなら「別にタダでいいじゃん」と思っちゃいませんか?
しかし、やっぱりExcelじゃないとダメなんです。その理由を以下に挙げます。
1.歴史的な蓄積と慣習(レガシー資産):
Windows 95の爆発的普及からはじまったMicrosoft Office系ソフトの優位により、Excel 95以来30年以上蓄積された、膨大な業務データが残っていたりします。
また、業務プロセス自体も「Excelマクロで動いている」、「Excel特定帳票フォーマットで申請する」ように設計されている場合があり、他システムへの移行コストが莫大になります。
2.取引先との共通言語:
B to B(企業間取引)において、見積書や発注書などのテンプレートは、Excelファイルでやり取りされることが、今でもよく見られます。「相手もExcelを使っている」という前提が、Excel利用を固定化させています。
3.人材の確保しやすさ:
「Excelが使えること」は、事務職スタッフの基本的スキルとなっています。採用や教育の面でも標準化しやすく、国際的に認知度が高いMOS (Microsoft Office Specialist)などで、”スキル高低の見える化”が容易にできます。
Excelを使うメリットがこれだけあっても、やっぱり今のExcelは高すぎる!!


↑ Microsoft Copilot回答の料金表
毎月(毎年)これだけの金銭的負担を強いられるなら、タダで高機能な他のソフトウェアを使っちゃえばいいじゃん。ほとんどのソフトには、Excel互換ファイル(.xlsx)エクスポート機能がついているんだから…。
ちょっと待った!!
無料ソフトに飛びつく前に、最後にちょっとだけ、次の記事に目を通してみてください。
Google スプレッドシートからExcelに結局帰ってきてしまった「6つの理由」(ライフハッカー・ジャパン 2025年6月16日公開記事)
Excelは、単なる表計算ソフトにあらず!
オフラインでもパソコン性能をフル活用できる
高度なビジネス用分析・自動化ツール
前章URLの記事は、おもにGoogleスプレッドシートとExcelとの比較にフォーカスしていますが、他ソフトウェアに対するExcelの優位性も、的確に言いあらわしています。
Excelの強みを要約すると、「オフラインでもソフトウェアの全機能を安定して使えること」、「(ブラウザのメモリ容量に左右されず)パソコン性能を最大限生かして大規模データ処理を行えること」、「Power Query・Power Pivot・VBA・高度な条件付き書式などが使えること」、「長い歴史の中でライブラリ化された、豊富なアドインを使用できること」が挙げられます。これらはいずれも、”ガチで仕事をする”ために必須の機能ではないですか?
特に、せるワザでも過去にPower QueryやPower Pivotなどの特集を何度も取り上げてきましたが、毎日集まってくる膨大な業務データを、これらの強力な分析ツール無しで、サクッと整理・編集することはできるでしょうか?
このような特長から、「結局、仕事に表計算ソフトを使うなら、Excel一択」という結論が導き出されるのです。
課金方法が買い切り型からサブスク方式へ変わりつつあるのがキビしいところですが、投じたコストに見合う(もしくはコストをはるかに超える)業務実績を引き出せる可能性を秘めているのが、Excelというソフトウェアなのです。



ただし、そのためには、ぜひ「使用方法の確認をAIに丸投げ」しないで、ご自身でも業務効率化ロジックを、いろいろ組み立ててみてくださいね。
どれだけソフトウェアの進化が進んでも、自分の仕事をAIに取られてしまわない、優秀なビジネス・パーソンで居続けることを目指しましょう!!
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